ムクドリ保護(1)
道を歩いていると、突然、電柱の影からムクドリが飛び出してきました。
どうやら飛べないらしく、ぴょんぴょん跳ねています。
このまま放っておけば、おそらくすぐにカラスかネコに食べられてしまうでしょう。
野生動物をむやみに保護するのは良くないことです。
そのままにしておいたほうがいいのです。
しかし、このまま道にいると車にはねられてしまいます。
せめて近くの草むらに移動させてやろうと思いました。
私がムクドリに近づくと、ムクドリは飛んで逃げようとします。
でもやっぱり飛べずにすぐに落下。
なんと用水路に落ちてしまいました。
わずか数センチとはいえ、用水路には水が溜まっていました。
余計なことをしてしまったものです。
このままでは私がムクドリにトドメをさすことになってしまいます。
用水路からつかみ出し、家に連れて帰りました。
じっくり見ると、ムクドリは右の翼をきちんと閉じることができず、少し浮いたようになっています。
どうやら羽を痛めている様子。
カラスか何かに追われてケガをしてしまったのでしょうか。
犬のかかりつけの獣医さんに連絡しました。
山に置いて来い、と30分近く説教されました。
獣医さんの言うことは正しいです。
一度羽を骨折したら、骨がくっついても元のように飛ぶことはできません。
一生カゴの鳥です。
それは野鳥にとって幸せとは言い難いでしょう。
獣医さんは野生動物保護センターの人を紹介してくれました。
保護センターの人によると、ムクドリは害鳥なので、動物園などに連絡しても引き取りは嫌がられるだろうとのことでした。
奇跡が起こり、このムクドリのケガが完璧に治るのを願うしかありません。
とりあえず、名前は「ムク」にしました。
たぶんオスの成鳥だと思います。
家の前の電線にムクドリが1羽、ずっと止まっていました。
群れでいることが多いムクドリですが、ムクとペアだったのかもしれません。
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