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2008年4月16日 (水)

2001年産出資馬回顧

一口馬主の思い出(8)

この年、私が出資したのはヴォークリンデリヴインホープウインドフォールの3頭でした。
初出資のラントルフト(ロトピジョン)が未出走で引退してしまったので、実質的にはこの世代から一口馬主ライフのスタートです。

この3頭を通じて、私は出資馬を選ぶ上での重大な要素を知りました。
それは厩舎です。
恥ずかしい話ですが、当時の私は厩舎の重要性というものに、まったく気づいていませんでした。
募集直後に出資したリヴインとウインドなど、どこの厩舎に所属予定なのかすら知らなかったのです。
今とは違い、募集カタログに予定厩舎一覧が同封されるなんて気の利いたことはなかったとはいえ、その気になればすぐに調べられたはずなのに。
あまりにも無頓着でした。

では何を重視して出資馬を選んでいたのかというと、まず関西馬ということと、種牡馬です。
あとは顔とか流星の形とか。
馬体の良し悪しなんて私にはわからないし、何とかと何とかのインブリードでクロスがどーのといった血統もわかりません。
出資した3頭も、その理由は超適当。
ヴォークリンデ→持込ならマル混以外のレースに出られる。顔かわいい。
リヴインホープ→ジェイドロバリー産駒はダート得意。ダート馬なら故障しにくい。
ウインドフォール→エンドスウィープ産駒はダート得意。ダート馬なら故障しにくい。
浅いです。
ちなみにこの年、関西のエンドスウィープ産駒は3頭いました。
エンシェントヒルとエンドレスウェルズ、共に牝馬で1600万と、牡馬のウインドより200万高い価格でした。
ウインドに出資した理由は牡馬なのに牝馬より安く、お買い得だと思ったのですよ奥さん。

当時の私は、馬が良ければ厩舎なんて関係ない、と思っていました。
そりゃ足が速くて丈夫で気性も良ければ、どの厩舎でも活躍できるでしょう。
しかしそんな馬はごくひと握りで、大抵の馬はいろいろ弱いところがあったり、そもそも能力がなかったりします。
その弱点とも言える部分をカバーし、少しでも良い状態で出走させ、馬にあったレースを選ぶのが厩舎なんですよね。
もちろん手を尽くしてもダメなことはありますが、「これだけやってダメなら仕方ない」と思えるなら、たとえ結果が出ずとも、消化不良のまま終わるよりずっと良いと思っています。

ヴォークリンデ、リヴインホープ、ウインドフォール、それぞれを見て、馬の扱いは厩舎によって違うと知ることになりました。
当たり前のことなんですけど、その当たり前のことを知りませんでした。

各厩舎には割り当てられた馬房があります。
馬房の数に限りがある以上、期待薄の馬は後回しにされます。
古馬になってからのヴォークリンデは、厩舎に余裕のあるときしか入厩させてもらえなかったですね。
走るたびに騎手レベルが下がり、期待度の低下が見て取れました。

しかし、厩舎運営も立派な事業である以上、より大きな利益を上げねばなりません。
多くの賞金を稼げる馬を厩舎に入れたほうが効率がいいのは言うまでもありません。
ヴォークは骨折して思うような成績が残せなくなった後、徐々に厩舎内のランクが下がっていきましたが、これは仕方のないことです。
ヴォークには繁殖としての役割もありますから、無事に牧場へ送り出すのも調教師の仕事でしょう。
その割には引退が遅かったような気もしますが、たとえ成績が上がらずとも、致命的な故障をしていない以上、骨折前の走りを見せてくれることを願うのも、まあありかな、とも思います。

リヴインは、まだ馬がそろっていない新規開業の厩舎に転厩したことで、500万下に格上挑戦する未勝利馬としては破格の好待遇を受けました。
リヴインがもし馬房の余裕がない厩舎所属だったら、未勝利戦が終わった段階で引退していたかもしれません。

一方、ウインドといえば、厩舎内の優先度がびっくりするほど低く、いつ声がかかってもいいよう、ひたすら乗り込みながらグリーンウッドで待機し続けるのが主な任務でした。
未勝利戦終了前というのは、弱い馬でも優先してもらえる唯一の時期だと思いますが、それでもなかなか馬房を空けてもらえず、やっと入厩した後も納得できない使い方でした。

クラブの馬は個人馬主の馬よりも立場が弱く、後回しにされてしまうことがあります。
馬房の回転が悪い厩舎だと、クラブ馬が割を食うことが多いです。
クラブ馬でも平等に扱ってくれる厩舎を選ぶことが大切なんだと痛感しました。

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