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2008年5月13日 (火)

オルロフ回顧

一口馬主の思い出(10)

オルロフは栗東・中尾秀厩舎所属、コマンダーインチーフ産駒の鹿毛の牡馬でした。

募集開始当初はあまり気になる存在ではありませんでしたが、育成が早く進みんでいたため、注目するようになりました。
この年に新規開業した中尾秀師の元には、オルロフとファインスティールの2頭がいました。
ファインスティールは当初、中尾秀師の父、中尾正調教師が預託予定でしたが、中尾秀師開業にあたって転厩していました。
確か、この年は引退する厩舎より新規開業厩舎のほうが多くて、開業できるかどうかわからなかったんですよね。
中尾秀師の開業が遅れていたら、オルロフが中尾正厩舎に転厩していたのでしょう。

さて、オルロフとファインスティールは共に順調に調整が進み、2歳の4月1日という、かなり早い時期に栗東へ入厩することになりました。
当時、とにかく早いデビューからたくさん走ってくれる馬が欲しかった私は、オルロフとファインスティールのどちらかに出資しようと思いました。
新規厩舎ならまだ馬の数がそろっていないので、たくさんレースを使ってくれると思ったのです。
オルロフは丈夫さをアピールするクラブコメントが多く、大型馬のファインスティールより故障しにくいだろうと思い、こちらを選択しました。

トレセンから函館競馬場へ移動した後に熱発したものの、概ね順調にデビューへ向けての調整も進み、オルロフは7月11日の函館2歳新馬戦でデビューしました。
芝1200mは、長い距離が向いていると評価されていたオルロフにはいかにも短いのですが、夏場の2歳戦は短距離戦がほとんどなので、距離不足を承知で出走します。
ところが運の悪いことに、その日は豪雨によって馬場がかなり荒れ、跳びの大きい走りをするオルロフには厳しい条件でした。
後の重賞勝ち馬ディープサマーが大差で勝ってしまったこともあり、タイムオーバーになってしまいます。

2戦目の芝1200m未勝利戦では良馬場にも恵まれ、一変して2着となります。
今後は距離を伸ばしていく予定でしたが、距離が短いながらも結果を出せたことで、3戦目も芝1200mへ。
「距離は短いが、力だけで何とかしなければならない1戦」とのことでした。

しかし、やはり本質的に1200mは適性外ということなのか、タイムは詰めたものも6着に敗れます。
まだ力が付ききっておらず、調子が落ちていることもあり、放牧に出てリフレッシュさせ、復帰後は距離を伸ばしていくことに。

ところがオルロフは屈腱炎を発症していました。
半年ほど休養するも回復の見込みが立たず、引退となりました。

早くから数を使ってくれると思い出資し、実際、早期デビューしましたが、成長途上のこの馬には知らず知らずのうちに負担がかかっていたのかもしれません。
おそらく、オルロフは晩成のステイヤーだったのではないかと思います。
1度、中長距離を走るオルロフを見てみたかったですね。

勝手な思い込みかもしれませんが、オルロフが故障した後、厩舎の馬の使い方が変わったように思います。
数を使う傾向自体は変わらないのですが、最初のころはもっといけいけどんどんで使っていた印象でした。
今は適度に馬を休ませ、リフレッシュさせるようになったと思います。
ファインスティールが長く活躍しているのも、そのおかげかもしれませんね。
オルロフは残念ながら良い結果ではありませんでしたが、1つのきっかけになったのであればいいなと思います。

この厩舎の馬にはオルロフ以降、出資してはいませんが、たくさん走らせてくれるので一口向けの厩舎だと思います。
1流騎手にこだわる方には向いていませんが、地味目の馬も勝ち上がらせていて、キャロットとの相性も悪くないです。
機会があったらまたこの厩舎の馬に出資したいと思っています。

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