« ブルーメンブラット回顧(2) | トップページ | 今週のお馬さん(10月8日) »

2010年10月 6日 (水)

ブルーメンブラット回顧(3)

一口馬主の思い出(24)

前回の続きです。

所属していた安藤厩舎の解散にともない、4歳5月に石坂厩舎へ転厩となったブルーメンブラット。
転厩初戦となる予定だったストークSは目の外傷で出走取消となってしまいましたが、本当の転厩初戦となった白秋S(1600万下)で5勝目を上げ、再度古馬オープンへ返り咲きました。
返す刀でオーロC(OP)も連勝、さらに強豪集うG2阪神Cで小差の3着に入ります。
それまでは重賞に入ると勝つには少々厳しいかと思っていましたが、重賞勝ちも現実に手の届きそうなところへ才能が開花し始めたように思えました。

ラストイヤーとなった5歳。
G3京都牝馬Sで4着、G2阪神牝馬Sで2着、G1ヴィクトリアマイルで3着と、あと少しでタイトルに手が届かないまま、春シーズンが終わってしまいます。
確実に力を付けていながらも、重賞制覇には至らず、もどかしい思いが募ります。
すでに5歳。
6歳3月には引退期限のあるブルーメンブラットにとって、残された時間はあまりありません。
なんとか、1つだけでいいから重賞勝ちを、と願いました。

そして、秋のシーズンが始まりました。
秋初戦はG3府中牝馬S。
そこでついに、ブルーメンブラットは念願の重賞勝ちを収めます。
2着はオークス、秋華賞ではるか前を走っていたカワカミプリンセス、5着は桜花賞馬キストゥヘヴンでした。

目標だった重賞勝ちをはたし、もう思い残すことは何も無い、とそのとき私は思いました。
しかし、クライマックスはまだ来ていなかったのです。
晴れて重賞ウィナーの称号を手にしたブルーメンの次走はG1マイルCSに決まります。
府中牝馬Sを勝ったことでエリザベス女王杯という選択肢もありましたが、距離適正を考慮してマイルCSへ行くことになりました。

そして迎えたマイルCS。
ブルーメンは先頭でゴールを駆け抜けました。
これまで、流れや枠順が向かなかったりと、運に見放されていると思うレースもありましたが、この日はすべてがうまくいきました。
このレースに関しては、後に優駿の記事で石坂調教師が語ったセリフがすべてを物語っていると思いますので、引用します。

「ホント、理想通りの乗り方だったね。ひと言で言えば『会心の一戦』。ただ、それは馬の仕上がりがよかったし、あの馬の能力が高いから出来たこと。馬群の中で折り合いをつけて、狭いところを一瞬にして割ってくるという芸当を出来る馬はそうそういないよ。(中略)ああいう競馬が出来ること自体が、馬の能力の高さなんだよ」(優駿2009年1月号より抜粋)

この勝利で、ブルーメンブラットは6歳3月の引退期限を待たずに引退することになりました。
1つ重賞を勝って、もう他にブルーメンに望むことは何もないと思いましたが、G1勝ちという最高の栄誉まで手にしてくれました。
G1馬として、他馬を迎え撃つ機会が無かったことは少々残念な気もしますが、大きな故障もなく、タフに堅実に走り続けたブルーメンには本当に頭が下がる思いです。

ブルーメンは今年、初仔シンボリクリスエスの牡馬を出産しています。
キャロットクラブで募集されても私の予算では出資できないと思いますが、産駒はずっと応援していきたいですね。

Mcskinenhin01 Mcskinenhin02

|

« ブルーメンブラット回顧(2) | トップページ | 今週のお馬さん(10月8日) »

出資馬回顧」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/488810/37037391

この記事へのトラックバック一覧です: ブルーメンブラット回顧(3):

« ブルーメンブラット回顧(2) | トップページ | 今週のお馬さん(10月8日) »